ディスクグラインダー:バリ取りのコツ

ディスクグラインダーを使った面取りのコツ!

使用した物
ディスクサンダー:HIKOKI  PDA-100A
ディスク:ニューレジストンのスーパーディスク
軽研削・研磨用フレキシブル砥石
鋼材の種類によって砥石を使い分ける必要のないオールマイティ砥石です。
バリをきれいに取る場合は2~3パスで取っていきます。
今回は3パスで説明していきたいと思います。

 

3パスでの説明

金属板にバリが発生している状態が「上から見た図」になります。
進行方向は、ディスクの回転方向と逆に進みます。

 

①1パス目
発生しているバリをとることを意識します。
バリの発生具合によって変わってきますが、力は少しだけかけましょう。
研磨するところに対して、ディスクが回転した方向にバリが発生することを意識します。

②2バス目
1パス目に発生したバリを2パス目で取ります。
グラインダーの角度を20度から40度に倒して研磨していきます。
力はあまり入れず、バリをなでる感じでとっていきます。

 

③3パス目
2パス目で発生したバリを3パス目でならします。
グラインダーの角度を60度から70度くらいにして、力は少しだけ!グラインダーの重さでバリをとっていくイメージです。

コツ

①ディスクの回転と研磨の特性を理解すること
どこを研磨した際に火花がどっちに飛ぶのか
もし反発した場合にどこにディスクが飛んでくるのか
グラインダーの移動方向の向きは最適か
など考えながら作業すると安全にきれいに早くできると思います。

②力加減と角度
一定回転数のディスクサンダーにおいての技術は、力加減と角度です。
力加減を変えて、同じように研磨した場合の違いを知る。
角度を変えて、同じように研磨した場合の違いを知る。
違いを知ることで感覚としてつかみましょう。

今回はディスクグラインダーのコツについて書いてみました。
ディスクグラインダー1つとっても、経験値と感覚が必要です。
安全作業を第一に技量を伸ばしていきましょう!