連続式乾燥炉について
連続式とは?
今回は連続式乾燥炉について書いていきます。
連続とは「切れ目がなく続くこと、続けること」を示します。
バッチ式乾燥炉のように1回づつ乾燥させ取り出すのではなく、ずっと乾燥させることができる方式となります。
お菓子工場でお菓子がオーブンの中を通って焼けていく映像をご覧になったことはあるでしょうか?
あのオーブンは連続式になります。
きれいに並びおいしそうに焼けていく様子は気持ちいいです☀
連続式乾燥炉について
連続式炉は、イメージがつきやすいトンネル炉やコンベア式炉といった他の呼び方もあります。
連続式炉にも大きさの違いはもちろん、内部の熱源の違い、機構の違いが存在します。
乾燥させる対象物により炉の見た目は大きく違い、設計者が最適な炉を構想し設計します。
特徴
①大量生産が可能
コンベアラインで対象物を乾燥炉内を通していくので、同一物を大量に乾燥させたいときに向いています。
流れ作業が可能なので、次の工程に順序良く移ることが可能です。
予熱、焼成、徐冷などゾーンごとに異なる条件での処理をすることもできます。
②安定性
同じ時間、同じ温度で製品を均一に処理することができるため、安定的に同じ製品を作ることができる。
③メンテナンスがしにくい
連続的に生産しているので、運転を止めてのメンテナンスがしずらい。
連続炉、バッチ式炉ともに様々な特徴を持っております。
製品に合った炉を導入することで製造効率は大幅にアップします。
弊社での連続式乾燥炉 製作事例
![]() |
![]() |
トンネル式乾燥炉 今回紹介したトンネル式乾燥炉になります。 製品を乗せる穴付き専用治具ラインが付いております。 |
コンベア式乾燥炉 製品を固定するための専用治具ラインが付いています。 出入口の扉をメンテナンスしやすいよう人が乗れるようになっております。 |
![]() |
![]() |
コンベア式乾燥炉 駆動部が外側に設置されておりメンテナンスがしやすくなっています。 |
接着剤硬化炉 製品の接着部分を硬化するための乾燥炉です。 連続式乾燥炉の特徴である安定性がある炉となります。 |